Others - Journal

上半期雑感

あっというまに今年も半分が終わってしまった。日々何かはしているわけだが、半年で何かを成し遂げたかといえば心許ない。とはいえ様々なことが同時進行で進み、終わり、始まっている。仕事という意味ではコントロールできる範囲で忙しくさせてもらってるからいい状況と言えるのだと思うが、何を半年でやったのか?といわれると、「動いた考えた」としか答えられない。
あるいは何か新しいことやりましたか?という問いにも上手く答えられない。おそらくやってないと答えてしまうだろう。何か全く新しいことをするべき、生み出さないといけないという過剰な圧力は本来モノづくりの世界では必ずしも良しとはされない部分もあるだろう。少なくとも建築はそうであってもらい。長く公共にさらされるものだし、維持管理が必要とするものだからだ。とはいえその圧力は微妙に建築設計者は感じていると思う。建築はスマートフォンではない。急に性能が上がったり、住まい方が変わったりはしないから新しいという安易な言葉には流されたくはないものだ。メディアに流れる新しいものを見よう見まねで新しさを表現することほど薄っぺらなことはない。新しければいいという過剰な風潮は実際どの世界でも決して歓迎される思考ではないはずだが、展示会やスマートフォン、デスクトップという場においては瞬間的で即物的な判断に委ねられるゆえその圧力があまねく業界に蔓延しているようにみえる。当然アンチもあるわけで、それはそれで上手く機能している。マジョリティではないけれど。

新しさという言葉を警戒すると同時に、何か新しいもの作りたい、考えたいと思うのは、物を作る人間にとってこれはこれで自然の流れでもあって、警戒中の僕ですらいつも求めていることだ。新しいものは常に古いものの上にのっかている。革新には歴史が必要だ。あるいは大事に育て守られ、時に異端が生まれることで大きく成長してきた文化が必要だ。最近自分が関わった建築や家具を眺めながら、いかに自分が多くの素晴らしいメンターから学んできたかを実感している。正しく未来に向けて繋がっているかは定かではないが、メンターから影響は明白である。もはや模倣と呼ばれても仕方がないほどに。もちろん彼らにもメンターがいる。時に彼らのメンターからの影響を感じたりすることがある。それは亡くなったじいちゃんに会っちゃったような不思議な気分だが、小さく感動もする。残念ながら僕が彼らにとっての正統的な後継者とはまだまだ全くもって言えない。少なくともそれは僕が決めることではない。

話をぐーーんと前にもどす。
どうしてこんなまどろっこしい話をするかというと、最近家具を一つ作った。これがここ数年考え続けておるデティールの延長かつ、ここのところ作っている家具のいいとこ取りみたいな家具なのだ。よくは覚えてないがウルトラマンタロウの最強の怪獣、タイラントのような寄せ集め家具なのだ。これを新しいとは僕は言えない。寄せ集めたいと思って作ったわけでもない。思考の延長線を素直に結んで作っただけである。タイラントは残念ながら寄せ集め怪獣にしか見えなかった。イカルスやゼットンのようなオーラを放つ怪獣に少なくとも僕の中ではなっていない。

タイラントか、はたまたさらにその先へ補助線を伸ばしていけるデザインになったのか。その判断にここのところ1年ほどかかっている。

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Architect

毎年恒例となりつつあるミラノ行脚も終わり、今回は小さな展示とミーティングがメインだったけれど、思いのほか実りある出張だった。来年のためのミーティングや、工房の代表としてデザイナーとのコミニケーションもとれたし、様々な刺激的な展示も見れた。週末は建築の見学できたりとちょっとし学生気分だったけれど、やはり名作建築からのメッセージは刺激になる。何と言っても名建築にはアーキテクトの存在が際立っている。デティール、素材、プロポーション、光、照明、そして細かい色にいたるまでアーキテクトの決断が際立っていた。それらがハーモニーのごとく見事調和しておりやはり建築とは、このことを言うのだと思い直した。同時に自分を磨くことの必要性を強く感じてしまったわけだが。。。いくつか見た名建築から一様にそうしたことを思ったけれど、実は昨年も見たカステルベッキオミュージアムからは去年以上にどーんと衝撃を受けた。学生のころからのファンで、図面と写真何度となく見てきたけど実物ではまるで彼が隣にいて話しかけてくるようである。

やはり彼はすごい。そのバランス、つながり、デティール、色の見え方全て計算されている。
同時に尋常じゃないくらい長い設計期間彼を支え信頼しつづけたパトロンたちの存在もすごい。

何がともあれ、写真を。。オタクな写真ばかりで恐縮です。

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IKEA PS 2014 発表

Ikea ps collectionにて家具を二つ発表する。世界ではもう発表済み。発売は4月1日。日本でもそれに準じて発表、発売されること思う。
まさかikeaの仕事をすると思っていなかった2010年。あまりにもフレンドリーなメールが届き困惑。宛名が僕の名前じゃなかったら単なる営業メールにくらいにしか思わなかったはずだ。実際しばらくはikea family 会員へのインターナショナルなメールが届いたものだと思っていた。しかしながら拙い英語を駆使して読み込むと一度スウェーデンにきて欲しいと書いてあるではないか。結果2回、ワークショップのためにイケアの本社へと行くことになった。ワークショップは本当に素晴らしい経験で、これこそがワークショップだなーと思うことも多かった。そして少なからず2回のワークショップの合間に震災が入ったことはデザインに大きな影響を与えていると思う。東京の立川、宮城県仙台にも新たにできるイケア。日本でも大きな影響を持ち始めているイケアだが、設計者やデザイナーには拒否反応を示す人も多い。大きなものに対する初期衝動ということもあるだろう。少なからず僕がイケアという大きな会社の内側をみた感じにおいては正しい理念をもったグローバルカンパニーということだ。詳しいことは直接聞いてほしい:)
今回のps コレクションについては追って追加のテキストを書きたいと思う。

PS collection – on dezeen
PS collection Press Release

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I like to design steps very much.

とにかく昔から階段をデザインすることが好きで、まあ時間はかかるんだけれど好きだから仕方がない。建築においては階段とは。。なんて語りだしちゃうとありきたりのことしか思いつかないから割愛。我々の場合その空間における正しい家具をデザインしている気分に近い。もちろん動線や機能が最優先であることは確かなんだけれど、これから家に置かれるであろう家具や作りつけの家具との関係、照明との関係も重要だと考えている。

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Under construction

現場ではいつも発見があるし、課題も見つかる。住宅でもおそらく数千ほどの判断を迫られる。さらに次から次へと新しい商品が生まれてくる。特に照明においては変化が早すぎて光の質を確かめられずに現物をみて返品することもある。こうした状況をいくと度なく眺めてわかったのは、建築においてはチェックはあらゆる段階で必要であり、どの段階であってもミスを修正、あるいはより良いデザインへと変えていけるかが大事だということだ。起こってしまっている事実やそもそもチャレンジでうまくいかなかったことをを無理やり修正したり、そこに拘りすぎて全体を損なうことのほうが問題でいったいどんな解決があるかのほうが大事。当たり前のようだけど常に自らに言い聞かせないと僕が現場の大きな障害になってることもある。
コルビジェは失敗の修正が非常にうまかったという。僕の先生のピータースタッチベリーさんも現場でのミスや設計上の問題に対し寛容かつアイデアに溢れたコメントを発して現場の士気は非常に高かった。常に予測は小さく裏切られる。だから現場は面白い。

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Parts by commoc

建築や空間に呼応して家具や部品を制作することの延長で、建築部品を商品化しました。

We are happy to announce the collection ‘
Parts by commoc ‘.

These parts were designed for my works and developed as products for sell.

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On the construction

空間に浮かぶ階段には軽さが必要だが、同時にこの住宅においてはある種の「品の良さ」も求められた。軽くしようとしたときにどうしても構造的になりすぎてしまう部分を抑えつつかつ正直に仕上げようと試みている。

Floating steps- for roof top.
It should be structural,but same time we need to qualify the shape and materials in this house.

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