KARIMOKU RESEARCH CENTER

2024

KARIMOKU RESEARCH CENTERは、国内最大の木工家具メーカーであるカリモク家具が様々なパートナーと協働し新しいアイデアを共有することで、より豊かで充実した未来のライフスタイルを形作るプラットフォームとして構想されている。

地下1階には多目的スペース(THE STUDY)、1階にはギャラリー(THE ARCHIVE)、2階にはライブラリー(THE MATERIAL LAB)。これらがダイナミックな吹き抜け空間によって接続されている。

1990年に建てられたコンクリート造りの建物は、カリモク家具のビジョンを実現するために大規模な改築が行われた。内部の窓枠や階段の手すりなどの非構造部材を取り除き、コアの骨組みを露出させた。そして、グレーのカラーガラスや、透明のガラス、シンプルなスチールによる手すりやサッシ、新たな照明システム、そしてカリモク家具の木製エレメントによって、空間は思慮深く再構築された。その結果、オリジナルの構造体の力強さと、新たに挿入されたエレメントの軽快さがシームレスに融合した現代的な空間が生まれた。

これらの空間は東京において希少な空間であり、これから様々な展示やコラボレーションがカリモク家具のためのみならず東京の文化的なシーンを担っていくことを願っている。