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Under construction

現場ではいつも発見があるし、課題も見つかる。住宅でもおそらく数千ほどの判断を迫られる。さらに次から次へと新しい商品が生まれてくる。特に照明においては変化が早すぎて光の質を確かめられずに現物をみて返品することもある。こうした状況をいくと度なく眺めてわかったのは、建築においてはチェックはあらゆる段階で必要であり、どの段階であってもミスを修正、あるいはより良いデザインへと変えていけるかが大事だということだ。起こってしまっている事実やそもそもチャレンジでうまくいかなかったことをを無理やり修正したり、そこに拘りすぎて全体を損なうことのほうが問題でいったいどんな解決があるかのほうが大事。当たり前のようだけど常に自らに言い聞かせないと僕が現場の大きな障害になってることもある。
コルビジェは失敗の修正が非常にうまかったという。僕の先生のピータースタッチベリーさんも現場でのミスや設計上の問題に対し寛容かつアイデアに溢れたコメントを発して現場の士気は非常に高かった。常に予測は小さく裏切られる。だから現場は面白い。

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