伝える努力
先日クライアントとの会食で、設計事務所は伝える努力を怠っていると指摘された。いやアドバイスされたと言った方がいいだろう。おっしゃる通りなのでぐうの音も出ない。それでいてクライアントには理解を求めるようでは本末転倒だろう。そもそもこのブログでは(といっても殆ど更新していないが、最近では)派手な宣伝をするなど仕事をとる行為はしないと宣言してきた。そうだとしても、我々の仕事とはなにか語り続ける必要はあることは間違いない。誤解されることの多い仕事であるし、公共性の高い仕事だからだ。そして建築人として、デザインとは、建築とはなにかと個人的な見解を語るべき、伝えるべきだろう。具体的に言えば、設計者を選ぶクライアントのために、デザインを志す若い人たちのために、あるいは良質な建築やデザインの恩恵を受けるはずの社会のためにとも言っておきたい。
そんなのことを思い、ふと思い立ってスマートフォンで更新するシステムを入れた。今更感は拭えないが空き時間を埋めてしまう悪しき小道具をつかって更新していこうと。ここのところ急増している移動時間を有効活用していこう思う。