アトリエオイのパトリック
アトリエオイとの久しぶりの仕事はビクトリノックスの展覧会である。
先週アトリエオイのファウンダーのパトリックと現場で作業員として働き、トラブルを解消するためにスケッチを書きあい、お土産の買い物をして、お酒を飲み、そして食べた。350gのステーキから焼きそばまで。彼はもう51歳だというから僕よりも11歳年上で、僕よりもはるかにエネルギッシュだ。長年親交を温めてきたけれど、久しぶりにしっかりとアトリエオイと仕事をしてみて、改めて彼らや彼の卓越した能力を感じたし、デザインにもとても共感出来た。勉強になるとはこのことだなーと。また雑談で如何に仕事をするか、その試行錯誤について悩みも含め教えてくれたことは大きかった。
宮崎駿の風立ちぬじゃないけれど、体も頭も存分動く時代は決して長くはない。失敗も経験だが、繰り返すことがないように試行錯誤していると。たとえエスタブリッシュされたはずの彼らですら未だ試行錯誤なのである。
そして彼の人間性から学んだこと。
常にポジティブで、クリエイティブであることは人を魅力的にする。そして彼らの仕事をも素晴らしいものにしているのだと。