あなたがアーキテクトなら・・
archdialyという建築の紹介ブログを見ていたら、
When you’re an Architect
という記事があって、英語だったこともあってあまり深く考えずざざっと楽しく拝見した。
アーキテクトである限りのがれられないものが、ここには列記されている。
まあ、アーキテクトに限らずデザイナーと読み替えることもできるものも多いのだけれど、
まあそうだなと思うことが多く、facebookによると結構な共感を呼んだテキストになったようだ。
ここに書いてあることをいちいち翻訳したり、解説するつもりはないけれど、
僕なりに建築という世界にはいってから妙な癖や実は自慢したいけれど、決して称賛にあたいしない
特技や嫌な思い込みがあって、10個だけつらつらと書いてみようと思う。何度となくこのような文章は書いてきた気もするけれど、まあよし。そしてあえて、アーキテクト一般そうだというような書き方をするが、もちろん僕の私見、もしくは想像である。
10 architect’s real voice
1:
おそらく多くのアーキテクトは、骨の姿を想像している。電車の窓から家の風景が軸組みの家にみえたり、コンクリートのラーメン構造だったりしているのである。時には人の骨も姿も想像している。
2:
さわらないと気が済まない。さわったり、たたいたり。スイカじゃないんだからと何度となくいわれる。あ、パイプなんだ!とか、無垢だ!とかひとり喜んでいる。それは推理小説をとく鍵になるから。そして家に帰ってから手をあらわない!と家族に非難される。
3:
アーキテクトが3人もあつまって町にお出かけすると、様々なものにうっとおしいほど触ったり、ひねったり、叩いたり、さらに細かいデテールの議論をしている。これは推理小説の鍵の切れ味について競いあっているわけだ。
こんなことをするのは only architect ..と蔑まされたりする。
4:
背後をチェックする。表面にはあらわないものの仕組みをしるために背後をかならずみる。時にはベンチの背後をのぞくために、大きく腰をまげ覗き込む変なやつ。で、背後をみて納得し、今日も勉強になったと思っている。
5:
貧乏人のくせに好きな建築の話になるとよろこんでタクシー代をはらって終電をのがす。
6:
多くのアーキテクトが自分の仕事はおもったよりも評価されていないと不服におもっている。
7:
何でもできる、つくれるが、案外建築以外は中途半端。
8:
給料、もしくは報酬は安すぎるとおもってはいるが、仕方がないとも思っている。
9:
失敗したときに、自分のお金で直したいという衝動にかられるが、直すために借金をしないとできないことが発覚して、必至にリカバリーする戦術をたてる。
10:
他人より人生を楽しんでいると思い込んでいるが、自由時間がとことん短いことに気がついていない。